某戦争アニメをみて思った事。
戦争とは常識的に考えれば本当に割の合わないものだ、
双方が多大な犠牲を払い、そして双方が敗者となる、なぜならもしどっちか一方がぼろ負けしたならば、その負けた国の怨念はまた新たな戦争を引き起こすからである。
しかし人間は何度も戦争を引き起こす、という事は戦争というのは学習によって解決できるもの、つまり「理性」によって引き起こされているのではなく、人間の学習では変わらない部分、つまり「本能」に、原因があるのである。
人間の本能は(というより別にこれは生物全般に共通するものなのだが)調べた所主に次の二つに分類される(といってもこれはただ単に二つだけしか本能の種類を見つけられなかったという事なので、もしかしたら他にもあるかもしれません、、、)
・生存本能
自分だけがなんとしても生きたいという本能
・繁殖本能
「ヒト」という種をとにかく多くしたいという本能
あなたはこの二つを見てどのように思うだろうか?僕は「矛盾してる!」と思いました、なぜなら生存本能というのは自分一人だけでも良いから生き残りたいというもの、そのためもし資源が手には入ったら非常時の為に全部自分の物にする、しかし繁殖本能というの出来るだけヒトを多く残したい、そのため資源を必要最小限にまで切り分け全員に配ります。
また、もし自分が死んだ場合二人以上の人が助かるといった場合も、もちろん生存本能と繁殖本能はぶつかります、そしてこのような選択は、先進国の人間なら今現在誰でも迫られている問題といえます。
もうお分かりでしょう、本能とは本質的に矛盾を含んでいるのです。
しかし自然は矛盾という物を許容しません、そのため許容されなかった矛盾は人間の間で何とかする事が求められ、その結果矛盾を貯める風船が発生します。
しかし風船は当然有限ですから、いつかは破裂します。これが「戦争」というものだと、僕は考えるのです。
もちろんはっきり言って上の事は感覚的な話でありますから、何かしらの証拠を示せとか言われてもそんな事は出来っこありません、ただ今の日本を見ていると、これが当てはまりそうかな?と思っただけです。
何とか風船を大きくする方法はないものですかなぁ?