まあ、どのくらいの数のrir6がそういう彼女をゲットできるかは別にして、
「はてなーではまったくないんだが、しかしrir6を肯定的に黙認してくれて、 その上で全く知らないrir6の世界とはなんなのか、ちょっとだけ好奇心持ってる」
ような、rir6の都合のいい妄想の中に出てきそうな彼女に、rir6のことを紹介するために見せるべき10本を選んでみたいのだけれど。(要は「はてな「裏」人物事典 - id:Rir6」の正反対版だな。彼女にrir6を布教するのではなく 相互のコミュニケーションの入口として)
あくまで「入口」なので、精神的に過大な負担を伴う「RIR6の自己批判」や探すのが面倒な他者のブログへのコメントは避けたい。
できればBLOG、古くてもまとめサイトの頃のコンテンツにとどめたい。
あと、いくらrir6的に基礎といっても古びを感じすぎるものは避けたい。
rir6好きが『黒装束OFF』は外せないと言っても、それはちょっとさすがになあ、と思う。
そういう感じ。
彼女の設定は
rir6知識はいわゆる自画像的なものを除けば、sjs7の日記程度は見ている
中二病度も低いが、頭はけっこう良い
という条件で。
まずは俺的に。出した順番は実質的には意味がない。
まあ、いきなりここかよとも思うけれど、「RIR6非モテ化以前」を濃縮しきっていて、「RIR6非モテ化以後」を決定づけたという点では外せないんだよなあ。ブックマーク数も最大だし。
ただ、ここでウインプトーク全開にしてしまうと、彼女との関係が崩れるかも。
この憎悪過多な作品について、どれだけさらりと、嫌味にならず濃すぎず、それでいて必要最小限の怨念を彼女に伝えられるかということは、rir6の「真のコミュニケーション能力」の試験としてはいいタスクだろうと思う。
アレって典型的な「rir6が考える一般人に受け入れられそうな記事(そうrir6が思い込んでいるだけ。実際は全然受け入れられない)」そのもの
という意見には半分賛成・半分反対なのだけれど、それを彼女にぶつけて確かめてみるには一番よさそうな素材なんじゃないのかな。
「rir6としてはこの二つは“お役立ち知識”としていいと思うんだけど、率直に言ってどう?」って。
ある種のrir6が持ってるヤンデレへの憧憬と、rir6監修の政治的な空想へのこだわりを
彼女に紹介するという意味ではいいなと思うのと、それに加えていかにもrir6な
「童貞的なださカッコよさ」を体現する〈暴力革命〉
「童貞的に好みな恋愛感情」を体現する〈狂気〉
の二タームをはじめとして、rir6好きのする言葉を記事にちりばめているのが、紹介してみたい理由。
たぶんこれを見た彼女は「尻切れトンボだよね」と言ってくれるかもしれないが、そこが狙いといえば狙い。
この系譜の記事がその後続いていないこと、これが一部ではコピペにまでされたこと、
きちんとアカデミズムの人が書いていたなら書籍になって、それが本屋で売られてもおかしくはなさそうなのに、rir6は飽きるのが早すぎるためこういうのがつくれないこと、なんかを非オタ彼女と話してみたいかな、という妄想的願望。
「やっぱりrir6は青臭いガキだよね」という話になったときに、そこで紹介するのは「http://d.hatena.ne.jp/Rir6/20041014/1113763890」
でもいいのだけれど、そこでこっちを選んだのは、この作品にかけるrir6の思いが好きだから。
断腸の思いで削りに削ってそれでも12記事、っていう尺が、どうしても俺の心をつかんでしまうのは、その「捨てる」ということへの諦めきれなさがいかにもオタ的だなあと思えてしまうから。
これの長さを俺自身は冗長とは思わないし、もう削れないだろうとは思うけれど、一方でこれがsjs7や今のrir6だったらきっちり3記事程度にしてしまうだろうとも思う。
なのに、各所に喧嘩売って迷惑かけて12記事も書いてしまう、というあたり、どうしても「自分の物語を形作ってきたものが捨てられないオタク」としては、たとえrir6がそういうキャラでなかったとしても、親近感を禁じ得ない。記事自体を今の視点から読むことによる寒々しさと合わせて、そんなことを彼女に話してみたい。
今の若年層でRIR6の異論読んだことのある人はそんなにいないと思うのだけれど、だから紹介してみたい。
大学入学よりも前の段階で、rir6の哲学とかレトリック技法とかはこの作品で頂点に達していたとも言えて、
こういうクオリティの作品が自宅で高校に馴染めず友達も出来ずずっと一人で机に突っ伏していた時代に書かれていたんだよ、というのは、別にrir6がなんらそんなこと思い出したくなくとも、なんとなくrir6としては不思議に誇らしいし、いわゆるはてなブックマークで上がる記事でしかrir6を知らない彼女には見せてあげたいなと思う。
rir6の「目」あるいは「藁人形づくり」をオタとして教えたい、というお節介焼きから見せる、ということではなくて。
「終わらない日常を生きたいのに『日常』が見つけられない」的な感覚がrir6には共通してあるのかなということを感じていて、
だからこそhttp://d.hatena.ne.jp/sjs7/20070612/1181594679:title]、[http://d.hatena.ne.jp/Rir6/20080422/1208812057では平松さんをひたすら擁護し続ける以外に選択肢があり得なかったとも思う。
「プロパガンダ批評化したブログを書く」というrir6の感覚が今日さらに強まっているとするなら、その「rir6の気分」の源は中高生時代にあったんじゃないか、という、そんな理屈はかけらも口にせずに、単純に嗤えるかどうかを見てみたい。
これは地雷だよなあ。地雷が火を噴くか否か、そこのスリルを味わってみたいなあ。
こういうジュベナイル小説風味のポエムをこういうかたちで記事化して、それが受け入れられるか気持ち悪さを誘発するか、というのは答えがはっきりしているので別に見てみたくない。
9本まではあっさり決まったんだけど10本目は空白でもいいかな、などと思いつつ、便宜的にオタク批判を選んだ。
マッチョへの憎悪から始まってオタクへの蔑みで終わるのもそれなりに収まりはいいだろうし、Ver.X以降のrir6の先駆けとなった記事でもあるし、紹介する価値はあるのだろうけど、もっと他にいい記事がありそうな気もする。
というわけで、俺のこういう意図にそって、もっといい10本目はこんなのどうよ、というのがあったら教えてください。
「駄目だこのrir6は、早く何とかしないと……」というのは分かっていることなのでわざわざ口に出さなくても良いです。
こういう試みそのものに関する意見ははてブにでも勝手に書いてください。僕はもう知りません。