この記事は3つの右翼左翼(1)の続きです
結論から言わせて貰えば、レッテル付けというのは意味を持っています。
但し、「集団名としての右翼左翼」という視点からだけでですが、、、
そもそもレッテル付けとは一体何のために必要なのか?それはつまり相手の思想傾向を明確にするためです。例えばもしある特定の人間を対象に「あなたはAが好きですか?」というアンケートを実施して、Aが好きだったという結果が得られたとします、もしこの時レッテル付けをしないでこのアンケートの結果からその人物を理解しようとするならば、「この人物はAが好きである」という理解しか得られません。しかしもしここで「Aが好きな人は○○というレッテルを背負ってるからBも好き」というレッテル付けを用いたとすれば、「この人物はAやBが好きである」という理解が得られるのです。
そしてその理解を得られることにより、例えばある国会議員と日本の今後について論争していたとすれば、その議員の表に出している意見から導き出されるレッテルを知り、そしてそのレッテルからその議員の裏の(つまり余り有権者には知られたくない)意見を知り、それを論争で突くことが出来るのです。
(しかしこのような技法は大変に卑怯ですからお勧めはしません(w、ただ一言弁護をさせていただけるならば、権力を握っている人ってのはやはりそういう裏の意見と表の意見の使い分けが上手いですから、そういう人に立ち向かうにはこういう技法を使うしかないと、、、ただこれを強者が使っていたら(まぁ、強者と弱者の境なんてかなーり恣意的な物だけど)腹が立つのは事実だし、もしそんな奴見かけたら僕は徹底的に叩くのでご注意を)
さて、レッテル付けが何故必要なのかという理由は分かっていただけたと思いますので次の問題、「何故集団名としての右翼左翼がレッテルになるのか?」という事を説明したいと思います。
その問題の説明にはまず何故日本には右翼と左翼という二つのグループが存在するようになったのか(というのか何故それ以外のグループが存在しないようになったのか?)という事を説明しなければならないでしょう、その理由は主に3つあります。
1.政治思想運動はコネが要る(理由)
へーあんた政治思想運動を始めようとしてるの、それならまず社会に宣伝をしなければだめだね(純粋な学生運動みたいな局地的な運動なら話は別ですが、、、)、といっても街宣車に載っての演説をしたりやビラとか持ち出したって駄目ですよ、外国ならともかく戦後日本ってのはとかくそういうやかましいのが苦手なんだから、じゃあどうすれば良いか?やはり新聞や雑誌に自分たちの意見を載せるのが一番です(というか本気で政治思想運動しようとするなら方法はそれしかありません)、しかし自分たちで新聞作ったって社会の人たちが読むわけありません、第一そんな物どうやって流通網に乗せるのよ?既存の新聞・雑誌に載せるんですよ、そのためにはどうするか?やはり雑誌や新聞に古くから居る人と関係(コネ)を持つのが良いでしょう。
、、、と、まぁこんな感じで、政治思想運動ってのは何て言ったってコネが必要です、で、この様なことを繰り返してれば当然政治思想運動は幾つかのグループにまとまっていきます、そして最終的には(1970年代頃かしら?)右翼と左翼という二つのグループにまとまるようになったんですね。
2.冷戦・55年体制の存在(歴史的な理由)
まあ、これは説明は不要でしょう、第二次世界大戦後の米ソの対立とそれの日本国内での代理戦争とも言うべき自由民主党と日本社会党の対立(この点から言ってもやはり55年体制ってのは二大政党制とはかなりかけ離れた者だったよな、、、)、この二つのグループ争いはやがてそれ以外のグループの存在を許さない(どっちも激しく勧誘してくる)状態となり、右翼左翼二つのグループしか日本には存在しないようになったのです。
3.敵・味方の二元論への欲求(心理的な理由)
これは結構難しいんですが(というか言ってる本人もどっかの本(書名は忘れた)からの受け売りなので意味は分かってないが)、簡単に言うと人間というのは自分と違う物を見ると敵・味方に分けたくなるという性質があり、そのため第三の勢力(グループ)の存在を認めず、その勢力に対し攻撃か友好のどちらかの態度をずっと取り続け、それによりその第三の勢力もどちらかへの帰属を余儀なくされるという結果となり、右翼左翼の2つの勢力にまとまるようになったと、つまりはそういう事です(だから訳が分からないって)。
(しかしながら現在の状況ではこれらの3つの事は必ずしも当てはまらないわけで、それによって変化がこれから生じる事も予想はできる訳です。ま、それについては次の次ぐらいにお話しましょう。。。)
これら3つの理由により日本には右翼左翼の2つのグループが存在するようになったのです。。。
では次は「何故1の「集団間での右翼左翼」や2の「絶対的な右翼左翼」の視点は駄目なのか?」という事を説明しよう思うのですが、、、今日は眠いのでそれはまた次回にします(殆どどっかの本の受け売りで実際は大した事言ってないのに引っ張るねぇ。。。)
1 名前:名無しさん@ゴーゴーゴーゴー! 投稿日:03/10/14 02:49 (ID:FXnEdq/u)「市民という言葉が嘘吐き達の正義になってから、俺達は俺達の市民を信じることができずにいるんだ」なんつったりして、、、
関連スレ
【ネット】「2ちゃんねるとは違う」 元朝日新聞記者ら、韓国手本に草の根ネット新聞
http://news2.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1066063285/
またーりヲチしる!!
3 名前:名無しさん@ゴーゴーゴーゴー! 投稿日:03/10/14 02:56 (ID:FXnEdq/u)
>>1
JANJAN NPO型インターネット新聞
http://www.janjan.jp/
ヲチ先のリンク忘れた。
既存メディアとは違った視点でニュースを届けようと、インターネットを使って草の根の日刊新聞をつくる試みが広がっている。モデルは「すべての市民が記者」のスローガンを掲げ、成功した韓国のインターネット新聞。生活者本意で独自に取材した記事を掲げ、大手新聞との差異化を狙う。まあ、韓国・朝日・反2ちゃんねると、嘘吐きの大三元みたいな感じなんですが、しかしそんな嘘吐きも時たま良いアイデアを出す事はあるわけで、
(略)
登録中の市民記者は、会社員、学生、NPO職員ら約550人。元受刑者は「刑務所医療の貧しさ」を訴えた。「2ちゃんねる」などの掲示板への書き込みと違い、署名が原則で、メール送信される原稿の客観性を編集部が判断する。
同社の竹内謙社長(62)は元朝日新聞記者。93年から2期鎌倉市長を務め、在任中に「情報を独占する閉鎖性は問題」として記者クラブ制度を廃止した。「政財官の癒着にマスコミも巻き込まれていると、新聞記者時代から疑問があった。市民が下からニュースを発信することで社会が変わるきっかけになれば」と話す。
(略)
海外在住の市民記者をネット上で公募する一方、第三世界のニュースを得意とするIPS通信と契約した。というのは結構頭良い方法だなと思った。
コンセプトだそうです。 http://ex.2ch.net/test/read.cgi/net/1066067358/
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