何か年が明けて朝生冒頭を見たらやっと自衛隊派遣に対する考えが固まったのでBLOGに書き留めておく。
僕の考え:どうでも良い
何故なら結局イラクに自衛隊を派遣するかしないかってのは日本の問題であって、世界全体の問題では無いというのが一つの理由(これは「日本が考えるべき問題」という意味ではなく「日本の損得しか動かない」という意味)。だってそうでしょう?もしイラクに日本が何も派遣しなかったとしても米英は絶対派遣を続けるだろうし(イギリスはもしかしたら止めるかもしれないけど)、,b>文明社会に対するテロはやまない、もし日本が派遣したとしてもそれが独仏露の派遣に影響は与えないだろうし、そんなにアラブの一般の人の憎しみは日本には湧かないだろう、「派遣すれば米英と同じに見られる」と言う人が居るかもしれないけど僕はそれは違うと思う。米英が憎まれているのは別にアフガン空爆+第二次イラク戦争を起こしたからではないのだ(確かにそれによって世界のマスコミの目がアラブに注がれるようになり、「反米感情」がラベリング*1されるようにはなったけどね)、何故なら彼らアラブ人(テロリストではなく一般市民のね)が英米に対して抱く嫌悪感というのは一朝一夕の内に築かれた物ではなく、18世紀から始まった欧米帝国主義の植民地支配とそれに続く独裁王家による間接的な支配やパレスチナ問題などの歴史があって築かれた物であるのだから。。。
第2の理由に今回の派遣が自衛隊の中で「志願」によって選ばれた自衛官によって構成された部隊によって行われると言うことだ。マスコミはここまでの間十分にイラクは危ないという事を国民(もちろん自衛隊にも)に知らせてきた(「多すぎる!」という人も居る位だ)、派遣反対運動も報道されてきた、しかもイラク自衛隊派遣についての個人的取材に対する想定問答集何てものも公にされた、なのにまだ志願の意志が揺らがないという事は、彼らなりに熟慮したと言うことなんだし例えイラクで死んだとしても別に後悔の念も湧かないだろうなと思うので、僕は「どうぞご勝手にやって下さいな」という感じになるのです*2(進歩派の人達もそのような熟慮した上で「死んでも悔いは残らない」人達にわざわざお節介を焼くのはやめて他のアフリカとかに居る「生きたがっている」人達の為に得意な支援を行った方が良いと思うのだかなぁ?)。
第3の理由がそもそも僕は日本国という物にあまり執着心(=愛国心)が無いという事。*3確かに「日本」という国に執着心なり同一化を欲求する心なりがあれば日本国のやる事が自分の行為であり、さらに日本国の利益が自分の利益だと思い、それに対して真剣に考えるのでしょうが、日本国という物と自分を全くの別人格と考えるとその考えようとする気持ちは無くなってしまうのです。つまり「日本国が○○という事をした=私が○○をした」という気持ちにはなれないし、「日本国が××という利益を得た=私が○○という利益を得た」という現実は、僕のような半引きこもり*4にとっては嘘である。そんな状況で先に挙げた"日本の問題"を考えろと言われてもねぇ。。。
以上の理由から僕はイラク自衛隊派遣について「どうでも良い」と考えます。よってこれからこのBLOGではイラク自衛隊派遣その物についての是非等の記事はあまり無いと思います。しかしイラク自衛隊派遣によってもたらされた報道の自由と個人の遺族の人権の問題や、共同戦線デモにおける思想の許容度などの副産物に焦点をあてるような記事はこれからも続けて行くので、どうかよろしくお願いします。
*1)つまり何らかの規則(この場合の規則とは明文化されていてもいなくても関係ない、、、よね?)から逸脱する行為に対しレッテルを貼る事、ちなみに何で僕がこんな小難しい用語を使ったかというと、最近この本にはまってるから。
*2)これが「冷たい態度」と思う無かれ、正常な精神の元で熟慮した上で死への道を選んだ人達をわざわざ止めると言うことはその人の「個」に対する無意味な干渉だし、第一無駄なんですから。要するに「安楽死」と同じように考えたら良いと思われ。
*3)僕は日本国憲法は好きです。しかしこれは僕にとっては誠に不思議なことなのですが、僕の目からみると日本国という国は日本国憲法という物とは全くかけ離れた政治的座標に存在しているように見えるのです。
*4)学校以外には殆ど外出しないこと、まぁ僕の場合はお使いとかよく行くので実質4分の1引きこもりだろう。 http://www.newsch.net/iraq1.html
ソースはフジテレビニュース速報 http://news4.2ch.net/test/read.cgi/news/1072920019/