この記事は長崎・佐世保小6女児カッター殺人事件についてという特集の中の記事です。出来ればリンク先から特集の他の記事へ行って見てくれると嬉しいです。
「命の重み」どう伝える 模索する教育現場@神戸新聞
長崎県佐世保市の小六女児事件は、日常で「死」が希薄な存在になる中、子どもたちに命の重みを伝えることの難しさを改めて社会に示した。兵庫県内の教育現場では、一九九七年の連続児童殺傷事件以後、子どもたちに命の重みを伝えようと模索が続く。現場の声に耳を傾けた。はっきり言おう、彼らの行為は無駄である。
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兵庫県教委は児童殺傷事件を受け、九八年から「生と死の教育」についての教員研修を始めた。毎年、約二十人の教師が参加。研修への参加動機を語り合い、子どもたちの死生観や指導方法について、議論を重ねた。問題意識は深まったものの、何をどう教えるか、明解な処方せんは見つからない。
「死を突き詰めていくと宗教に至る。公教育は宗教に触れられない。教育行政で死の問題を取り扱うのは難しい」。研修プログラムの作製にあたった岡野幸弘・県教委高校教育課長はいう。