ある人は「贅沢しようと思わなければ、ぐーたら暮らしていても生きていける」と言い、
別の人は「生きていくのには金が必要だ」と言い、
また別の人は「私たちに残された道は、もはや過労死するか餓死するかしかない」と言う。
もちろん、なんでそこまで見解が異なるかといえば、それはその人たちが置かれた状況が違うからだろう。でもそれにしたって、ただ「生きるにはどれぐらい働くことが必要なのか?」という単純な問いなのに……
もちろん、僕だって子供じゃないから、人間は働かなくても霞を食って生きていける、なんてことは思わない。食べ物がなきゃ餓死するから食費がかかるし、服だって洗濯しなきゃいけないから洗濯費がかかる。風呂だって入らなきゃ不潔だから銭湯代もかかる。でも、それらってせいぜい一回数百円だし、でも、塵も積もれば山となると言うし……
もちろん、こういうことっていうのは、インターネットでgooogle:生活費とか検索すればパッと数字が出てくるし、一人暮らしの人にとっては、それこそ感覚的に自明のことなのだろう。でも、ずっと親にパラサイトして(*1)暮らしてきた僕にとっては、確かに数字を出されれば理屈で分かるかもしれないけど、でもやっぱり感覚的にはいまいちピンとこない。一ヶ月の食費20000円って、そんなにかかるの?
それって、やっぱり体験してみなきゃ分からないんじゃないかと、僕は思ったわけです。そして、やっぱりそういう風に「人間が生きるのにどれぐらいお金がかかるのか」というのが理解できてない人間は、貧困とか、そういうのを語っても、説得力湧きません。
そこで!僕は実験してみようと思ったわけです。
「一万円と着替えの服を持って東京へ行く。そして、一体そこで何日程度暮らすことができるのか、実際に体験することによって、生きるのにはどれぐらいお金が必要なのか、理解しよう」と。
僕にとって、1万円とは、大体二日ぐらいグッドウィルで働いて得られる賃金です。つまり、2日間働くと、一体何日間生存出来るのか、試してみようというわけです。(*2)
明日からちょっと東京で擬似的にネットカフェ難民生活をやってみようと思います。
ただ、ネットカフェ難民はそれでも「グッドウィルとかで労働する」ということがありますが、僕の場合はそれはありません。そのため、かなり退屈になることが予想されます。
ですから、何か東京近辺在住の方で、もし何か飲み会とかオフ会とか、そうでなくても何か誘っていただければ、是非行きます。というか誘ってください。
メールアドレスはtaitiro@gmail.comです。ここのコメント欄に書き込んでくれてもかまいません。是非、何か飲みにでも誘っていただければ幸いです。